診療内容母乳外来
母乳外来(火曜日~金曜日の午前(予約制))
出産後、病院を退院されたのち、かわいい赤ちゃんに母乳育児をしたいと考えているお母さんが多い中、母乳育児をしている中でわいてくる疑問点や悩みがあるとおもいます。
こんな疑問はありませんか?
- 赤ちゃんがおっぱいをうまくのめているかわからない
- 乳房が腫れて、乳頭が痛い。熱も出ているけど、これって異常?
- 母乳は足りているのかな?
- 断乳はどうやってするのかな?
- 母乳に優しい食事ってなんだろう?
当院よりみなさまへ
当クリニックは分娩施設ではありません。それなのにどうして母乳外来??と思われる方もいらっしゃるでしょうか。
我が家の息子は、生後間も無く心臓の大きな手術を受け、集中治療室で2ヶ月間過ごしました。
病気を持って生まれた我が子のために母親としてできることは母乳をあげること‥と搾乳を始めましたが、治療のため母乳育児は3ヶ月間禁止となり、搾った母乳は毎日捨てて、「無脂肪ミルク」という特殊なミルクが息子の栄養源でした。「3ヶ月母乳禁止」を宣告された時は気が遠くなる思いでしたが、息子が退院してからもミルク授乳と搾乳を続け、念願の母乳解禁にたどりつきました。でも、初めての母乳育児はそう簡単なものではなく、授乳しても息子は泣いてばかり、搾乳していた頃より母乳分泌の減少を自覚し、知り合いの助産師さんに相談したり、インターネットで検索したりととても悩み多い毎日でした。離乳食開始まではミルクと母乳の混合栄養とし、離乳食開始後にやっと完全母乳が実現しました。
この子を含めて3人を母乳で育てましたが、3人目にして初めて「こんなもんかな?」とあまり悩まずに母乳育児ができました。
産院は母乳分泌がやっと得られる産後5〜7日程度で退院となることが多く、その後の母乳育児は時に孤独であり、お母さんたちが抱えている悩みも様々ではないでしょうか。
私自身とても苦労し、悩んだ経験から、当クリニックの助産師とともに母乳外来・・もっと気軽な「母乳相談室」的な場を提供できたら・・と思い、母乳外来を開設しました。
小さなことで結構ですので、ぜひご相談ください。お手伝いさせていただきます。
医師 鈴木美和
赤ちゃんとの長時間の外出は難しいですね。
母乳外来は完全予約制としており、待ち時間なくご案内させていただきます。
当クリニックの助産師は、札幌医科大学病院新生児室において長年新生児医療に携わってきました。新生児に対する高度医療の現場で極小未熟児から普通のお子様まであらゆる状態に対応してきた助産師が、産前・産後の母乳や、出産後人に相談しにくい子育てについて、悩み・疑問など困っていることを、自身の経験にもとづいて、優しく相談にのらせて頂きます。