MLC円山レディースクリニック

診療内容不妊症

不妊症

    なかなか妊娠しにくい方、結婚前に妊娠できるのか確認したい方など、”不妊”という言葉にとらわれずに、受診してみてほしいと思います。

    当院では、現在の状態を検討し、タイミングをはかることから、ホルモン治療、人工授精などを行っております。

    ホルモン治療では、年齢、卵巣予備能力、不妊の原因に合わせ、内服法から最近行われているGnRHアンタゴニスト法まで患者様一人一人に合わせた治療をご提供しております。すでにほかの医療機関で治療を受けてきた方、なるべく自然に近い形で妊娠したい方、とにかく早く妊娠したい方など、個人に合わせた方法を考えたいと思っております。予約制で行っておりますので、待ち時間はかなり短めと思っております。お子様がいる方でも気楽に受診いただけると思います。

    当クリニックでは、満46歳以上の不妊初診患者様はお受けしておりません。高齢妊娠した際の母体および胎児の状態を考慮し、リスクが高まることからこのように基準を設けていることをご理解いただけますと幸いです。

  1. 女性・男性別にみた不妊の原因

    卵巣の機能低下により45歳ころより女性ホルモン(エストロゲン)の減少が生じ、エストロゲンの欠乏がホルモンのバランスを崩し、心身に様々な不調が現れることです。

    不妊症は男女両方に原因がありえます。

    女性の原因
    1. 卵子の老化
    2. 卵管の異常
      (クラミジア感染症、子宮内膜症、骨盤内感染症などによる卵管閉塞、卵管狭窄、卵管留水腫)
    3. 排卵障害
    4. 子宮の異常(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症、子宮奇形、子宮内癒着、子宮内膜菲薄化、など)
    5. 子宮頸管粘液の異常
    6. 免疫の異常(抗精子抗体)など
    男性の不妊原因
    1. 造精機能障害
    2. 性機能障害
    3. 精路閉塞障害 など
  2. 排卵に対する治療法

    排卵が問題で妊娠しにくい場合に排卵促進剤というものがあります。保険適応のクロミッドをはじめ、保険がききませんがフェマーラという薬を使って排卵を促進します。また内服では難しいという場合に注射にて刺激することがあります。

  3. タイミング法

    LHチェックや超音波検査などの検査でできる限り正確な排卵日を予測し、妊娠しやすいタイミングに夫婦生活を持てるように調べます。

    自然の周期によるタイミング指導に加え、必要に応じて排卵誘発剤を使用して卵胞を育てる場合もあります。

  4. 人工授精(AIH)

    多数の精子を卵子周囲に到達させるために、精液を密度勾配遠心分離法で洗浄・濃縮し、精子を子宮内腔に注入する方法です。

    当院での人工授精の流れ 排卵日

    超音波検査やLHチェックなどの検査で排卵日を調べます。薬を使わず自然に卵胞を育てる方法と、排卵誘発剤を使用して卵胞を育てる方法とがあります。

    ご主人様

    ご自宅で採取して奥様にお持ちいただいてます。

    人工授精

    運動精子の選別に用いる専用の洗浄液で精液を洗浄・濃縮し、子宮の内腔に細いチューブで注入します。